若かりし飯島倬セブンティーンです
旅がテーマなんで
思い出話に華が咲きますな
長くなればいい話って訳じゃないですよ?
毒吐いちゃった
テヘ!
私
もう20年以上も前になるんですね
高校の修学旅行
長崎・大分でした
ちらほら海外に行く学校も出始めてましたけど
長崎・大分でした
高校ってある程度自由というかプランを自分たちで決められるんですよね
どこ行くも
どうやって行くも
自由だー!!!
っつっても
長崎・大分
当時はまだケータイもピッチも普及してませんから
行くところは限られるんですよ!
名所はある程度調べられても
西村京太郎好きでもないし
文化会旅行研究会でもない僕らは
移動手段わかりません
タクシーですよ
駅前のタクシーに乗り込み
運転手さんと観光トーク
いろいろと教えてくれるんですよ
運「修学旅行いいねぇ?どこ行きたいの?」
なんて親切に話してくれる
旅先の恩を感じるね
俺ら「地獄巡りを考えてます」
大分の名物ですよ
運「だったら貸し切りにする?貸し切りなら1万2千円だから全部案内するし、先々で拾うの大変でしょ?」
タクシー貸し切り?
社会人でもないし
タクシーに乗る経験自体少ない僕らはその言葉にすぐにうなずく
運「穴場でね、お城があるのよ。通称ヘビ城、ここでヘビの皮買うと金運上がるよ」
予定にない観光地
金運に食いつく僕ら
とにかく4人で3千円なら安いと快諾
運「じゃ貸し切りにするからヘビ城行った後メーター切っちゃうね」
ん?
今からじゃない?
貸し切り1万2千円はこの場ではない?
まだ高校生の僕らには
この言葉に異を唱える術をもたなかった
で
ヘビ城に着くもメーターは3千円ちょいを差している
その後
3箇所を巡るも
大分に入って終始雨だったことを考えれば
よかったとするも
常に「?」
目的の場所を巡り終わったら颯爽と
逃げるように去って行った
タクシー的には3時間程で1万2千円+3千円
今日中にもう一回乗れば
貸し切りでなく別料金だろう
それ以前に同じ運転手を見つけることはないだろう
そんな大人の事情を知った
20年以上も前の
「大分の」タクシーにボッタクられた
旅の思い出でした